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中鋼1号高炉でぼや騒ぎ、2日間操業停止に


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年7月14日_記事番号:T00023988

中鋼1号高炉でぼや騒ぎ、2日間操業停止に

 
 先月大規模な保守点検を終えて稼働を再開したばかりの中国鋼鉄(CSC)の1号高炉(高雄県小港区)で13日、熱風炉4基のうち3号基のブレーカーが落ちて出火、工場内の消防車3台が出動するぼや騒ぎが起こった。中鋼は点検と修理のため同高炉を1~2日間操業停止する予定で、この影響で生産能力は10~20%低下する見通しだ。ブレーカーが落ちた原因は今後の調査で究明する。14日付工商時報が伝えた。

 中鋼は事故による市場への影響について、操業停止は2日以内と短いことに加えて、傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)を含めた高炉4基は正常な稼働を保っており、また現在は需要が減少していることから、小さいものと判断している。

 同高炉は2008年6月に大規模な点検を行った際、冷却管の故障が見つかり稼働を停止したことがある。わずか2年後に再びトラブルが発生したため、川下メーカーの懸念を招くとみられる。