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電子ブックリーダー中国市場、今年は期待外れの100万台以下か


ニュース 家電 作成日:2010年7月14日_記事番号:T00023991

電子ブックリーダー中国市場、今年は期待外れの100万台以下か

 
 14日付電子時報によると、中国の通信キャリア大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)が電子ブックリーダーの販売奨励金を打ち切るとの市場観測が伝えられており、2010年中国市場全体の出荷規模は、従来予測の150万台から90万~100万台まで縮小するとの懸念が出ている。

 中国移動は今年の電子ブックリーダー調達を100万台と計画していたが、上半期の実際の販売台数はわずか3万~4万台にとどまった。しかも電子ブックリーダー本体の調達コストは高く、販売奨励金に相当する額をユーザーの通信料で回収するには長期間を要する。このため、販売奨励金打ち切りの可能性が高まっている。

 ただ、09年の中国の電子ブックリーダー出荷台数が30万~40万台だったため、今年100万台だったとしても、年成長率は150~200%と依然高い。

 一方、中国で積極展開している佳世達科技(Qisda)は、「中国業者の販売促進策が削減されると販売台数は確実に減少するが、当社はもともと慎重に100万台と予測していた」とコメントしている。