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中国液晶テレビ業界、「来年も調達規模は53億ドル」


ニュース 電子 作成日:2010年7月14日_記事番号:T00023996

中国液晶テレビ業界、「来年も調達規模は53億ドル」

 
 台湾を訪問中の中国・液晶テレビ業界団体、中国電子視像行業協会(CVIA)の林元芳副会長は13日、来年の台湾調達について「(今年と同水準の)53億米ドルかそれ以上」と語った。また白為民秘書長は、今後は中台ディスプレイ産業が共同で生産に関する統一規格を制定し、サプライチェーン全体のコストを低減を進めて競争力を高めたいとの考えを示した。14日付電子時報が報じた。

 白秘書長によると、現在中国テレビメーカーの在庫水準が高まっているが、これは中国政府による家電普及政策「家電下郷」の次回の対象品目決定に備えたものだ。ただ、中国政府が製品の質と量を確保するため慎重となっており、入札作業が遅れているという。

 白秘書長はまた、中国での液晶パネル前工程の次世代工場設置について、「現在日韓メーカーが比較的前向き」と話し、「台湾メーカーも早く動き出すよう希望する」と述べた。

 なおCVIAによると、今年中国で生産される液晶テレビ3,700万~3,800万台の約半分に台湾メーカーの液晶パネルが採用されるとみられる。