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作成日:2010年7月14日_記事番号:T00023999
液晶パネル各社、上半期売上高が好調
液晶パネルメーカー主要4社は、例年のオフシーズンに当たる第2四半期の売上高が各社とも前期比成長を記録し、上半期累計でも前年同期に比べ大幅な増加を見せた。なお、3社合併により今年3月、台湾最大のパネルメーカーとして誕生した奇美電子(チーメイ・イノルックス)だが、上半期連結売上高は2,132億5,100万台湾元(約5,900億円、前年同期比203.16%増)で、友達光電(AUO)の2,401億3,500万元(同80.24%増)を下回った。14日付電子時報が報じた。
奇美電は合併後の4月以降、単月連結売上高および大型パネル出荷枚数でいずれもAUOを上回っているが、4月に第2四半期のピークを迎えた奇美電に対し、AUOは同期尻上がりに成長し、その差を4月の87億7,300万元から6月には18億1,700万元まで縮めた。
今年通年の連結売上高について市場では、AUOが4,500億~5,000億元、奇美電が4,000億~5,000億元と接戦が予想されている。
一方、中華映管(CPT)の上半期連結売上高は前年同期比103%増の456億9,600万元、瀚宇彩晶(ハンスター)の上半期売上高は同67.34%増の319億1,100万元だった。