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中鋼と台プラ、3%賃上げへ


ニュース その他分野 作成日:2010年7月15日_記事番号:T00024010

中鋼と台プラ、3%賃上げへ

 
 中国鋼鉄(CSC)と台塑集団(台湾プラスチックグループ)はこのほど3%の賃上げを実施する方針を固めた。両社の動向は産業界の賃上げ決定に影響を与えそうだ。15日付経済日報が伝えた。

 このうち、中鋼は16日の董事会で賃上げを決定する方針だ。賃上げは1月にさかのぼって実施され、同社従業員9,000人の賃金は年間平均で6万6,000台湾元(約18万円)増加する。人件費は6億元増える計算だ。

 一方、台プラは7月から3%の賃上げを実施し、さらに1人当たり1万元の一時金を支給する。同社は年間で9億元の人件費増加を見込んでいる。

 経済部によると、中鋼は今年3月にも3%の賃上げを検討したが、経済部が台湾中油、台湾電力(台電)など他の政府系企業とのバランスを欠くことを懸念し、見送りを求めた経緯がある。しかし、中鋼は今年、利益が前年の2倍以上の450億元に達すると見込まれ、経済部も賃上げの条件を満たしたと判断した。