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作成日:2010年7月15日_記事番号:T00024023
台湾ソニー、液晶テレビ値下げ競争で先陣
台湾ソニーは14日、液晶テレビ「ブラビア」4機種の小売価格を2,000~5,000台湾元(約5,500~1万3,700円)引き下げた。台湾勢も続々値下げに踏み切る構えで、液晶テレビ市場は夏場の商戦が激しさを増しそうだ。15日付工商時報などが報じた。
ソニーの値下げは、バックライトに冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を採用した製品では32インチ「KDL-32EX400」が2万1,900元から1万9,900元に、40インチ「KDL-40EX400」が3万7,900元から3万2,900元に。発光ダイオード(LED)バックライト搭載製品では32インチ「KDL-32EX600」が2万9,900元から2万7,900元に、46インチ「KDL-46EX600」が6万3,900元から6万1,900元に引き下げられた。
また奇美ブランドの「CHIMEI(チーメイ)」の42インチ製品も、家電量販店大手の燦坤が16日に行う会員向けセールで4万元を切る3万9,900元で販売されるほか、大同(TATUNG)も今週末に発売する42インチ製品で迎え撃つ構えだ。他社は今のところ模様眺めの姿勢だが、値下げ競争のエスカレートは避けられない情勢だ。
上半期の液晶テレビ市場では、「CHIMEI」が8万5,000台を売り上げ、シェア14%で首位に立った。それをソニー、LGエレクトロニクスが追う展開で、台湾の地場メーカーも続々と新製品を投入し、シェア拡大を狙っている。