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インテル大幅黒字、台湾PC業界にも期待感


ニュース 電子 作成日:2010年7月15日_記事番号:T00024028

インテル大幅黒字、台湾PC業界にも期待感

 
 米半導体大手インテルのオッテリーニ最高経営責任者(CEO)は14日、パソコン需要の好調を受け、第2四半期の大幅黒字を発表するとともに、第3四半期の業績にも楽観姿勢を示した。これを受け、台湾のPC川上メーカーおよび受託メーカーにも今年下半期の好業績が期待されている。15日付工商時報が伝えた。

 インテルの楽観見通しを受けて、好業績が期待される企業は、鴻海精密工業、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、台湾積体電路製造(TSMC)、日月光半導体(ASE)、南亜電路板(NYPCB)など多数に上る。

 外国人投資家はこうしたインテル関連銘柄に積極的な買いを入れており、ASE、鴻海、クアンタ、TSMC、コンパルの株価は14日、5日ぶりの高値を付けた。

 凱基証券(KGI)の朱晏民副総経理は「インテルの好決算が世界の株価をけん引し、電子業界の第3四半期の業績低迷に関する懸念を払しょくした。ただ、市場の需要が回復したかを見極めるには、電子業界の出荷が7、8月も高水準を維持できるかを見守る必要がある」と指摘した。