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陳前総統一家保有の不動産、米司法省が没収求め提訴


ニュース 社会 作成日:2010年7月16日_記事番号:T00024034

陳前総統一家保有の不動産、米司法省が没収求め提訴

  
 米司法省は14日、ニューヨーク州南部連邦地裁とバージニア州連邦地裁に対し、陳水扁前総統一家が不正資金で購入した不動産2件を没収し、競売にかけることを認めるよう求める民事訴訟を起こした。競売が認められれば、売却収入の一部が台湾側に返還される見通しだ。16日付中国時報が伝えた。
 
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陳前総統一家が保有するマンハッタンのマンション。ハドソン川を望む一等地にあり、購入当時の価格は300万~400万ドルに達したとみられる(16日=中央社)
 
 問題の物件は、ニューヨーク市マンハッタンの高級マンションとバージニア州ケズウィックにある一戸建て住宅。司法省は「犯罪で得られた利益は絶対に容認できない。国際協力は効果的な法律執行を図る上で鍵だ」と説明し、台湾側との国際司法協力を強調した。

 訴状によると、不動産の購入資金は、2005年から06年にかけ、元大金融控股の復華金融控股買収に絡み贈られたわいろ2億台湾元(約5億4,000万円)で、陳前総統の妻、呉淑珍氏がマネーロンダリング(資金洗浄)用の口座を通じ、長男の陳致中氏に送金したものとされる。