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中策トップ、「南山関連の経営職には就かない」


ニュース 金融 作成日:2010年7月16日_記事番号:T00024040

中策トップ、「南山関連の経営職には就かない」

 
 生保大手の南山人寿保険に香港資本の中策集団(チャイナ・ストラテジック)とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスが出資することに行政院金融監督管理委員会(金管会)が難色を示している問題で、中策の柯清輝行政総裁は、「今後、南山人寿関連の董事(取締役)、経営職には一切就任しない」と表明した。16日付工商時報が伝えた。
 
 柯総裁の発言は、南山人寿への出資計画で金管会の理解を得るのが狙いだ。柯総裁はまた、7年以内に南山人寿の株式を転売しないことも確約するとした。

 中策とプリマスは昨年10月、南山人寿株 97.57%をAIGからで取得する契約を結んだが、認可審査が遅れている。持ち株会社となる博智南山控股では、柯総裁ら4人が董事に就任する予定だったが、香港籍であることを理由に、台北市政府に登記抹消の処分を受けていた。

 博智南山控股は米国籍、カナダ籍、オーストラリア籍の3人で構成する董事名簿を経済部投資審議委員会に提出する方針だ。金管会はまた、中策とプリマスの株主に中国の人民政治協商会議の元委員が含まれていることにも懸念を示していた。