ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「鬼月」の新規住宅物件、北部都市部で過去最大規模に【図】


ニュース 建設 作成日:2010年7月16日_記事番号:T00024047

「鬼月」の新規住宅物件、北部都市部で過去最大規模に【図】

 
 台湾で旧暦7月(今年は8月10日~9月7日)は「鬼月」と呼ばれ、大きな買い物には縁起が悪いとされるため、例年、不動産の取引件数も落ち込む。しかし、今年は同期間中に投入される新規住宅物件が北部都市部で1,498億台湾元(約4,070億円)と、過去最大規模を記録する見通しだ。不動産専門誌「住展雑誌」の最新統計を基に16日付工商時報が伝えた。

T000240471


 
 同誌の倪子仁研発長は、鬼月の新規物件が多いことについて、今年は鬼月の後すぐに伝統的な習慣にちなんだ不動産キャンペーン「928檔期」(9月15日~10月30日)が控えており、同キャンペーンに向け勢いをつけたい開発業者の思惑があると指摘。また、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)調印後、初めての販促シーズンを前に市場の反応をうかがう意図や、年末の5直轄市長選挙を避けるため発売を前倒しする意味合いもあるとしている。

 鬼月に発売される物件のうち、総額10億元以上の開発プロジェクトは37項目に達している。業者別では遠雄建設事業(ファーグローリー・ランド・デベロップメント)が200億元と最大、次いで大同公司100億元、冠徳建設(キンドム・コンストラクション)65億元となっている。