ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国・奇瑞の台湾生産車、月末にフィリピン輸出


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年7月16日_記事番号:T00024049

中国・奇瑞の台湾生産車、月末にフィリピン輸出

 
 中国自動車大手、奇瑞汽車(チェリー)は、台湾を海外輸出向けの生産拠点とする考えで、提携先の太子汽車集団傘下、勝栄汽車で生産した小型車「フレッシュ」(排気量 1,300cc、中国名「A1」)および中型車「アポラ」(排気量2,000cc、中国名「A3」)の2車種30台を7月末にフィリピンへ向けて輸出し、市場の反応をうかがう構えだ。また、今後はバーレーン、オマーン、カタールなど中東へも輸出する計画で、今年は台湾から海外へ2,000台以上の出荷を予定している。16日付工商時報が報じた。

 勝栄汽車の連佩斌執行長(CEO)によると、台湾で生産した「フレッシュ」と「アポラ」は、中国生産車に比べ15%ほど割高だが、品質は大幅に向上しており、さらに「メイド・イン・タイワン」という付加価値も付くことから、フィリピンの奇瑞車ディーラーが導入を希望した。最初の30台は展示用に利用される予定だ。

 また勝栄汽車は年末から、奇瑞の小型商用車「Karry(中国名、開瑞)」も量産する方針で、同車種も含め台湾からフィリピンへの輸出台数は月120台まで増えると見込んでいる。