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中国が4G計画前倒し、台湾を逆転か


ニュース 電子 作成日:2010年7月16日_記事番号:T00024053

中国が4G計画前倒し、台湾を逆転か

 
 中国の携帯電話キャリア、中国移動通信(チャイナ・モバイル)は、今年第4四半期から第4世代(4G)携帯電話ネットワークの試験を拡大し、順調に進めば、2012年にも本格的なネットワーク設置に入る方針を固めた。これは当初計画を2~3年前倒ししたもので、台湾は次世代携帯電話規格で中国に追い抜かれる危機を迎えた。

 16日付電子時報によると、台湾では高速移動通信規格のWiMAX(ワイマックス)が実用化されたものの、4Gの本命となる次世代移動通信規格LTEのサービス開始は2017年以降にずれ込む見通しとなっている。台湾では4G普及政策をめぐり、WiMAXとLTEのどちらを軸とするのかについても結論が出ていない。

 業界関係者は「台湾はWiMAXでひとまずリードしているが、世界市場では主導権を握れない。現在通信大手の多くが支持するLTEで、台湾は諸外国より5年以上も後れを取ることになる」と危機
感をあらわにした。