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上半期の新生児数、8.2万人で過去最低


ニュース 社会 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024062

上半期の新生児数、8.2万人で過去最低

 
 内政部が17日発表した人口統計によると、今年上半期に出生した新生児は、前年同期比8.9%減の8万2,712人で同期としての過去最低となった。内政部は今年の総新生児数は17万人以下となり、過去最低を更新すると予測している。18日付工商時報が伝えた。

 今年上半期の新生児減少の原因について内政部は、昨年が「結婚すると配偶者を亡くして一生寂しく暮らすことになる」との言い伝えがある「孤鸞年」に当たったため、結婚したカップルが過去最低の11万7,000組にすぎなかったことに加え、今年は中華圏で不吉とされる「とら年」に当たるため出産を避ける傾向があることを挙げた。また失業率が5%以上と依然高い水準であることが、出生率低下が続く重要な要因と指摘している。

 なお内政部は少子化対策として、来年から年収が30万台湾元(約81万円)以下の家庭に2年間(子供が0~2歳の間)毎月5,000元の育児補助金を支給することを検討している。