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頼英照司法院長、裁判官集団収賄で引責辞任


ニュース 政治 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024064

頼英照司法院長、裁判官集団収賄で引責辞任

 
 頼英照司法院長は16日、台湾高等法院の裁判官が土地開発不正事件の裁判で便宜を図る見返りに集団でわいろを受け取っていたことが発覚した責任を取り、馬英九総統に辞表を提出し受理された。頼司法院長はまた、台湾高等法院の黄水通院長の辞表を受理した。裁判官の集団収賄事件は、司法トップの辞任という異例の事態に発展した。19日付蘋果日報などが伝えた。
 
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辞任が決まり司法院を後にする頼英照氏(18日=中央社)
 
 謝在全・司法院副院長も当初、頼司法院長とともに辞意を表明したが、馬総統の慰留を受け、後任の司法院長が決まるまで、司法院長の職務を代行することが決まった。

 頼司法院長は16日午前に馬総統と約1時間にわたり会談。馬総統は慰留に努めたが、辞意は固く、辞任が認められた。頼司法院長は「裁判官たるもの、モラルや品性道徳が最も基本であり、いかなる瑕疵(かし)もあってはならない。今回の出来事は非常に残念であり、大多数のまじめな裁判官にとっても不公平だ」と述べるとともに、全裁判官に対し、信頼回復に全力で取り組むよう呼び掛けた。