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「日本とのFTA先行も」=呉敦義行政院長


ニュース その他分野 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024066

「日本とのFTA先行も」=呉敦義行政院長

 
 呉敦義行政院長は16日、インターネット経済紙、鉅亨網のインタビューに答え、「まず日本と自由貿易協定(FTA)を締結する可能性もある」と語った。中台間で海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が調印されて以降、政府上層部がシンガポールなど東南アジア各国以外とのFTA締結に言及したのはこれが初めて。17日付蘋果日報が報じた。

 15日に呉行政院長と会見した行政院政務顧問の陳長文弁護士は、「最近、多くの日本人顧客から、大陸(中国)への投資は文化、言語、歴史上の問題で越えがたい溝があるため、台湾への投資を希望する声を聞く」と呉行政院長に説明し、「日台が合弁もしくは技術提携の形で手を組み大陸に進出すれば、翼を得た虎のようなものだ(『鬼に金棒』に相当する成語)」と提言したという。

 これに対し呉行政院長は、「台湾は産業チェーンも確立され、人材の技術水準も高い上に中華文化も理解している」と語り、日米欧にかかわらず台湾との協力は、中国市場進出において最良の選択肢だと強調した。