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遠雄と震旦行、合弁で太陽電池メーカー設立


ニュース その他製造 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024073

遠雄と震旦行、合弁で太陽電池メーカー設立

 
 不動産開発最大手、遠雄企業集団(ファーグローリー)と事務機器販売大手の震旦行(オーロラ)が6月28日、合弁で太陽電池メーカー、元晶太陽能科技を設立していたことが分かった。経済部商業司の会社登記資料によると、同社の資本総額は36億台湾元(約97億円)、払込済資本額は6億元となっている。業界関係者によると、同社は今後200億元の設備投資を計画しており、生産能力は初期240~300メガワット(MW)、将来的には600MW、1,000MW
へと拡大するとみられる。19日付電子時報が報じた。

 元晶太陽能の設立には、震旦行出身で昨年、昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)董事長を辞任した郭進財氏が、太陽電池産業での再起を図る意図があるとみられ、元晶太陽能董事長に元ジンテック特別助理の安川弘爾氏が就任したほか、役員には郭進財氏の息子、郭彦辰氏(元ジンテック財務長)をはじめ、同氏と関係の深い人物が多数含まれるという。

 ジンテックでは昨年、董事長が郭進財氏から潘文炎氏(元・国光石化董事長)に交代して以来、震旦行系の幹部が相次いで同社を離れており、ジンテック2大株主である郭家と潘家の力関係に異変が起きているとの憶測が広がっていた。