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アサヒの「十六茶」、台湾企業に初の海外生産委託【図】


ニュース 食品 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024075

アサヒの「十六茶」、台湾企業に初の海外生産委託【図】

 
 アサヒ飲料はこのほど、台湾での販売を委託する総合商社の三商行(マーキュリーズ)を通じ、食品大手の愛之味傘下、台湾第一生化科技(TBI)に茶飲料「十六茶」などの生産委託と決定した。アサヒが海外企業に清涼飲料の生産委託を行うのは初めてで、台湾製の商品は7月末からコンビニエンスストア、台湾ファミリーマート(全家便利商店)で発売される。アサヒと三商行の合弁販売会社、三商朝日の陳光弘総経理は「委託生産を他製品に拡大する可能性もある」と表明した。17日付経済日報が伝えた。
 
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 台湾での生産に切り替えることによって輸入コストが不要となるため、「十六茶」の販売価格は1本39台湾元から25元(約67円)へと35%引き下げられる。これにより台湾茶系飲料市場でシェア1割の獲得を目指す。委託生産量について三商朝日は「多くはない」としているが、アサヒは、来年の台湾における販売量を今年の10倍と見積もっているとされる。

 なお、「十六茶」を生産する台湾第一生化学科技は、コカ・コーラが今夏の新商品として台湾市場に投入した「爽健美茶」の生産も受託している。