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中鋼、電磁鋼板の生産拡充に143億元


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024077

中鋼、電磁鋼板の生産拡充に143億元

 
 中国鋼鉄(CSC)は16日、高効率の無方向性電磁鋼板の第3生産ライン建設、4号高炉の第1炉の更新計画など新たな投資項目に総額219億600万台湾元(約590億円)を投じることを董事会で決定した。うち、電磁鋼板ライン建設には143億元をかけ、世界市場でのシェアを現在の6%から8~10%に引き上げたい考えだ。17日付工商時報が伝えた。

 今回決定した項目の中で最も重視されている無方向性電磁鋼板の生産ライン新設は、8月に着工、2014年5月の完成を見込む。中鋼は製品の品質向上を通じ国際的な競争力を高めたいとしている。

 このほか、4号高炉の更新計画には50億元を投じ、今年8月から13年7月末まで3年の工期を予定している。

 なお、同社16日発表の第2四半期業績は、前年比61.6%増の592億6,800万元、税引き前利益は同1,751%増の143億2,700万元だった。利益成長は主に販売価格と粗利益率の上昇によるものだ。上半期の税引き前利益は同412%増の274億5,200万元に達し、市場では通年利益は450億元に達すると予測されている。