ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台プラと中鋼、ベトナム事業で相互出資へ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年7月19日_記事番号:T00024078

台プラと中鋼、ベトナム事業で相互出資へ

 
 中国鋼鉄(CSC)は16日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム北中部ハティン省で進める大型製鉄所(同3,000万トン)建設計画への出資を積極的に検討していく方針を固めた。原材料供給面での関係を強化し、アジア市場での競争を有利に進めることが狙いだ。17日付工商時報が伝えた。

 これに先立ち、台プラは南部バリアブンタウ省に中国鋼鉄(CSC)や住友金属工業が合弁で建設する薄板冷延工場(年産160万トン)に5%を出資している。

 中鋼は同日の董事会で、台プラのベトナム製鉄所への投資可能性について協議し、条件さえ整えば、前向きに推進する方向性を固めたもようだ。実現すれば、台プラが生産する熱延コイルを中鋼が薄板材料として使用するサプライチェーンが形成される。中鋼と台プラは今後、中国進出でも連携を強化するのかが注目される。