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台湾〜上海、船舶貨物運賃が大幅下落


ニュース 運輸 作成日:2007年8月31日_記事番号:T00002409

台湾〜上海、船舶貨物運賃が大幅下落

 
 台湾と上海を結ぶ海運業は、運航船舶数の過剰により、この1カ月で貨物運賃の深刻な下落が起きている。

 台湾から上海へ向かう(往路)20フィートコンテナの1個の運賃が80米ドルから20~30米ドルに、復路も250米ドルから180米ドルへと下がった。中国側が自国の海運業者に運航許可を与えすぎていることや、中国の船務代理業者が積載率アップのため運送料を下げていることが主な原因で、供給と需要のバランスを保つには、2、3社の削減が必要とみられる。

 中台間の船舶貨物運賃は、2005年上半期には20フィートコンテナ1個が往路で250米ドル、復路で200米ドルだったが、中国政府のマクロコントロール政策によって台湾からの貨物が減少し、往路が復路より安い状態が続いている。また同年10月に台湾プラスチックグループが海運業に参入したことで他の海運業者は大荷主を失うことになったため、運送料は往路80米ドル、復路150米ドルまで下がっていた。