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専用車道のバス輸送システム、台中で来年着工か【表】


ニュース 運輸 作成日:2010年7月20日_記事番号:T00024094

専用車道のバス輸送システム、台中で来年着工か【表】

 
 台中市政府は19日、専用車道を使ったバス輸送システム、「BRT(Bus Rapid Transit、基幹バス)」の建設計画について、交通部から認可を受けたと発表した。本格的なBRT導入は台湾初で、早ければ来年着工、1年後に開通予定だ。台湾鉄路(台鉄)台中駅から台中港路を通って東海大学までを結ぶほか、台中県の沙鹿鎮、大里市、太平市にも延伸する計画。全長20キロメートルで、建設費は12億台湾元(約32億円)が見込まれる。ただ交通部は、「実現性の調査実施に同意しただけで、建設が決まったわけではない」としている。20日付聯合報が報じた。
 
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 台中市によると、台中BRTは電気ノンステップバスを採用し、1便当たり2~3台の車両を連結させて運行する。また専用車道を通り、車両に搭載したコンピューターシステムを使って信号を制御するため、赤信号でも止まる必要はない。料金支払いは車外のバス停で行う。

 なお、台中BRTのルートは、同市が計画している都市交通システム(MRT)藍線と重なるが、これについて台中市は「藍線建設に変更はない」と説明した。しかし、交通部は「現在、台中港路のバス輸送量は1時間に約6,000人だが、BRTの輸送量が同2万人を超えなければMRT建設には同意しない」と条件を付けている。