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国華人寿の売却入札、不成立がほぼ確定


ニュース 金融 作成日:2010年7月20日_記事番号:T00024099

国華人寿の売却入札、不成立がほぼ確定

 
 保険安定基金の管理下にある国華人寿保険の売却入札に単独応札している米台合弁の生命保険会社、三商美邦人寿(マスミューチャル・マーキュリーズ・ライフ)はこのほど、米親会社のマスミューチャルによる反対を受け、国華人寿の買収を断念したもようだ。これにより、入札が不成立に終わることがほぼ確定した。20日付経済日報が伝えた。

 買収断念の背景には、保険安定基金による300億台湾元(約812億円)の補助だけでは、国華人寿買収後の財務負担が大きいとの判断がある。米親会社の同意が得られず、台湾側の三商集団にも単独で国華人寿を買収する財力はないため、入札は失敗に終わる見通しとなった。今回の入札は当初、7月末に落札者が決定する予定だった。

 保険安定基金と行政院金融監督管理委員会(金管会)は今後、再入札を実施するか、他の売却方法を模索するかについて検討を進める。