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億光と李長栄が提携、太陽エネルギー産業に進出


ニュース その他製造 作成日:2007年8月31日_記事番号:T00002410

億光と李長栄が提携、太陽エネルギー産業に進出

 
 億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)と李長栄化学工業は、共同で福聚太陽能公司を設立し、太陽電池の原料である多結晶シリコン(ポリシリコン)を製造する。資本金は40億元(約140億円)、李長栄が3分の2、億光が3分の1を出資する。億光は太陽エネルギー産業に参入する初めての発光ダイオード(LED)メーカーとなる。

 太陽電池製造では現在原料不足が問題となっており、台湾中油、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)など関連業者が相次いで多結晶シリコン製造に参入を表明し、計画の実施速度が勝敗のカギとなっている。

 李長栄のある幹部は、多結晶シリコン分野に参入している石油化学業者の中で、李長栄は最も計画のスピードが早く、2009年末には生産に入れるとしている。また、今回の福聚太陽の設立により、李長栄は末端の顧客を、億光は原料の供給源を確保することができるとみている。将来的には100~200億元の投資となる想定だ。

 工場の設置場所については、すでに経済部関連部署と協議を始めている。電力料金、建設費用、税金の要素で折り合いがつけば台湾内に建設することになり、採用する製造プロセスについては米MEMCまたはノルウェーRECのいずれかの協力を得ることになる見通しだ。31日付経済日報が報じた。
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