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太景生技の抗菌新薬、臨床試験第2期をクリア


ニュース 医薬 作成日:2010年7月20日_記事番号:T00024102

太景生技の抗菌新薬、臨床試験第2期をクリア

 
 バイオ医薬品メーカー、太景生技はこのほど、自社開発の抗菌新薬「Nemonoxacin」の米食品医薬品局(FDA)による認証取得に向け進めていた、糖尿病性足感染症に関する内服薬の第2期臨床試験を完了した。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する抗菌を主な作用とする同新薬は、2008年に市中肺炎に関する臨床試験第2期を完了しており、今後は欧米・アジア太平洋市場で大手製薬会社に同薬の権利を販売する計画だ20日付工商時報が伝えた。

 同薬の市場規模はピーク時には年間12億米ドルに達する見込み。同社は第3期の臨床試験には費用がかかりすぎるとして、他社への権利販売を決定した。9月の董事会で、権利販売先を決定する予定で、発明企業への支払金であるマイルストーン・ペイメントや15%以上の権利金などの収入が期待できるという。

 また中国市場での販売に向け、市中肺炎に対応する内服薬について来年末までに第2期および第3期の臨床試験を完了し、中国国家食品薬品監督管理局に申請を行う。同時に戦略パートナーを選定し、生産・販売など共同で市場開拓を行う方針だ。