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ブルーレイディスク読み取りヘッド、台睿が来年本格参入【表】


ニュース 電子 作成日:2010年7月20日_記事番号:T00024108

ブルーレイディスク読み取りヘッド、台睿が来年本格参入【表】

 
 20日付電子時報によると、ブルーレイディスク対応製品の普及に伴い、同ディスク読み取りヘッドの価格が2006年の170~180米ドルから、来年には10~12米ドルまで低下する見込みだ。この流れを受け、光ディスクドライブ(ODD)などの読み取りヘッドを生産する台睿科技(Topray)も、早ければ来年から本格的にブルーレイ市場に参入するもようだ。
 
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 ブルーレイディスクプレーヤーは昨年の平均販売価格が193米ドル、DVDプレーヤー49米ドルの3.94倍となっていた。しかし、生産コストの30~40%を占める読み取りヘッドが、発光ダイオード(LED)大手の日亜化学工業やシャープなどサプライヤー間の競争激化により価格が急速に下落しているほか、プレーヤー自体の価格もソニーやパナソニック、サムスン電子といった大手メーカーの注力により生産能力拡充や歩留まり率の改善で下落、100米ドル以下の製品も可能なレベルとなっている。
 
 このような流れの中で、台睿科技は技術的には来年にも量産体制に入れる可能性があるが、読み取りヘッドに使用される部品の大部分は日系メーカーが握っているため、台湾メーカーが大規模な生産を行うことは難しいとみられる。