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中国テレビメーカー、液晶パネル値下げ要求か


ニュース 電子 作成日:2010年7月20日_記事番号:T00024114

中国テレビメーカー、液晶パネル値下げ要求か

 市場観測によると、中国のテレビメーカーは液晶テレビ在庫が1社当たり約60万台に増え、消化に1~2カ月かかる見通しとなっていることから値下げによる在庫消化を急ぐ構えだ。同時に液晶パネルメーカーに対しても値下げを要求しており、台湾パネル各社の第3四半期利益に悪影響を与えそうだ。20日付経済日報などが報じた。

 市場調査会社、ディスプレイサーチの張兵・中国市場総監によると、中国の液晶テレビ出荷は第1四半期、前年同期比82%成長したが、第2四半期は予想に反して20%成長にとどまり、在庫水準が高まっているという。また同期は、海外ブランドが値下げ戦略で中国市場シェアを広げたため、中国のテレビメーカーも追随値下げを迫られると予想している。

 なお業界関係者は、中国のテレビメーカーの在庫水準の高まりを受け、液晶パネルの在庫補充のピークは今年、例年の7月から8月にずれ込むとの予測を示した。