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AMDの「フュージョン」、TSMCが受託


ニュース 電子 作成日:2010年7月20日_記事番号:T00024117

AMDの「フュージョン」、TSMCが受託

 
 米半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のメイヤー会
長は16日の業績説明会で、グラフィックチップ(GPU)と中央処理装置(CPU)を統合した「APU(Accelerated Processing Unit)」カテゴリの次世代プロセッサー「フュージョン」(開発コード名・オンタリオ)について、台湾積体電路製造(TSMC)の40ナノメートル製造プロセスを採用し、量産化を図る方針を明らかにした。20日付工商時報が伝えた。

 メイヤー会長は、受託生産メーカー向けの出荷開始時期を今年第4四半期まで繰り上げる可能性があると説明した。このため業界では、TSMCがフュージョンの受託生産を第3四半期中に開始するとの見方が広がっている。

 市場関係者はまた、AMDが出資するグローバル・ファウンドリーズで32ナノメートル製造プロセスの良品率が向上せず、新型プロセッサー「ブルドーザー」の量産が延期される見通しとなっていることから、TSMCによる受注可能性が高まっているとみている。