行政院公平交易委員会（公正取引委員会）は30日、統一企業（ユニプレジデント）、味全食品、光泉牧場（ＫＣデイリー）の３社が、８月１日に一斉に牛乳の小売価格を引き上げたのは同調値上げに当たるとして、値上げ撤回を求めるとともに、総額1,150万台湾元（約4,000万円）の罰金処分を下した。31日付工商時報が伝えた。
罰金額は、統一が450万元、味全と光泉が各350万元。公平交易委は、３社の市場シェアが合計で80％に達するため、毎年各社の代表を集め、同調値上げを行わないよう指導してきた。同委は自由競争精神に反し、消費者の利益を損ねたとして、公平交易法（独占禁止法）に基づく罰金処分の適用を決めた。
