ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

医療機関の中国展開加速、ECFA調印効果で【表】


ニュース 医薬 作成日:2010年7月21日_記事番号:T00024132

医療機関の中国展開加速、ECFA調印効果で【表】

 
 中台間で調印された海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)で、中国が台湾資本に対し上海など5カ所での単独資本による病院開設を認めたことを受け、各医療機関が中国での事業展開を積極化させる動きを見せている。21日付経済日報が伝えた。
 
T000241321

 
 明基電通(BenQ)は南京港口集団との合弁による南京明基医院に続き、蘇州明基医院の開設を決定した。両病院ともベッド数3,000床の大型病院とする計画で、南京では既に600床分の施設が完成している。蘇州では3,000床のうち、まず1,500床分を建設する予定だ。

 また、南京明基医院の運営を請け負っている中国医薬大学は、中国自動車大手、奇瑞汽車(チェリー)が安徽省蕪湖の拠点に設置する3,000床の大型病院の管理運営を請け負うことで覚書を交わした。

 さらに、中国医薬大学の蔡長海董事長によると、昨年バイオ医療分野の業界団体、国家生技医療産業策進会(生策会)と中国衛生部が、新薬臨床試験の相互認証など6項目で合意を達成したほか、次回(第6回)の中台間民間トップ会談(江陳会)でバイオ医療分野が議題として盛り込まれる見込みのため、医薬業界も中国市場での展開を加速させているようだ。