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南僑、糖尿病食をリニューアル発売


ニュース 食品 作成日:2010年7月21日_記事番号:T00024133

南僑、糖尿病食をリニューアル発売


 食品大手の南僑化学工業は20日、リニューアルした糖尿病患者向けのインスタント食品「南僑膳繊熟飯」を発表した。中国化学製薬(CCPC)と提携して医療機関や宅配向け流通網を構築するほか、ドラッグストアチェーンや薬局とも協力し、販売店舗を年内に2,000店舗、来年は量販店など一般販路にも展開し5,000店舗に拡大する方針だ。21日付経済日報が伝えた。

 「南僑膳繊熟飯」は、紫米、はと麦、オーツ麦、そば、コーリャン、玄米などの穀物に1食分15.7グラムの食物繊維を含んでおり、血糖値を下げる効果がある上、米飯と同様の食感、満腹感が得られるという。

 同社は製品のリニューアルを機に、広告経費2,000万台湾元(約5,400万円)を投じ、全土の糖尿病患者100万人にアピールする。当初は毎日1万人ほどが利用すれば、売上高は年間2億元以上と試算している。将来的には糖尿病患者だけでなく、一般家庭にも販売を広げていく方針だ。

 同製品は1食分の小売価格が75元で、当初の利益計上は難しいとみている。ただ、生産および販売規模の拡大でコストを抑え、同社は長期的には業績に貢献するとみている。