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作成日:2010年7月21日_記事番号:T00024142
台湾携帯電話市場、HTCがアップル超える
アップルのスマートフォン新機種、iPhone 4の台湾発売時期が依然確定しないため、iPhone購入を検討する消費者が模様眺めとなったことで、6月の台湾携帯電話市場で、宏達国際電子(HTC)が販売台数、販売総額ともにアップルを上回った。HTCがアップルの販売台数を超えたのは、2009年8月にiPhone 3GSが台湾で発売されて以降で初めて。ただ、iPhone 4発売が予想される9~10月にはアップルが勢力を盛り返すとみられる。21日付電子時報が報じた。
携帯電話販売業者の統計によると、6月のアップル製品の販売台数は目に見えて減少しており、シェアは台数ベースで3.1%、販売額ベースで3.9%まで落ち込んだ。一方、HTCのシェアは同月、台数ベースで4.3%の5位、販売額ベースでも10%以上を獲得して4位に食い込んだ。
HTCは低価格機種のSmart、ミドルエンドのDesire、ハイエンドのLegendと各価格帯ごとに重点機種を打ち出し、多くの通信キャリアと提携して攻勢をかけた。
なお、6月の販売台数上位4ブランドは、▽1位、ノキア(シェア28%)▽2位、サムスン電子(19%)▽3位、ソニー・エリクソン(16.7%)▽4位、LGエレクトロニクス(11.8%)──となった。販売額では、▽1位、ソニー・エリクソン(シェア25.6%)▽2位、ノキア(22.8%)▽3位、サムスン(15.9%)──で、5位はLG(7.2%)だった。