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経済部がARM支持、インテルをけん制か


ニュース 電子 作成日:2010年7月21日_記事番号:T00024143

経済部がARM支持、インテルをけん制か

 
 経済部はこのほど、米半導体インテルとライバル関係にある英ARMのプロセッサーが台湾メーカーに採用されるのを政策的に支援する姿勢に転じた。市場関係者は、インテルが高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)事業から撤退する動きをけん制するのが狙いではないかと分析している。21日付工商時報が伝えた。

 行政院と経済部は、産官学との協議を通じ、WiMAXの普及に引き続き努める方針を固める一方、プロセッサー分野でインテル一辺倒の協力体制を見直し、第4世代(4G)移動通信網、タブレット型パソコン、スマートフォンの分野で、ARMのプロセッサーの採用拡大を業界に促していく方針を固めた。

 経済部関係者は「ARMのチップは消費電力が低く、iPhoneやiPodへの採用により、世界で一定シェアを確保している。クラウド産業の台頭に伴い、ARMプロセッサーの人気が高まる」との認識を示し、今後は聯発科技(メディアテック)、威盛電子(VIAテクノロジーズ)、瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)などにARM陣営のチップの採用拡大を求める構えだ。