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水上勉ゆかりの古民家、淡水移築後に記念館としてオープン


ニュース 社会 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024151

水上勉ゆかりの古民家、淡水移築後に記念館としてオープン

 
 作家、水上勉の父で、大工の水上覚治氏が棟梁として1915年に建てた福井県の古民家(木造平屋建て、建築面積207平方メートル)が、台北県淡水鎮の和平紀念公園内に移築され、「一滴水紀念館」としてオープンする。24日にはこいのぼりを上げるイベントが行われる。22日付自由時報が報じた。

 この古民家は、1995年の阪神・淡路大震災で被害を受けた神戸市長田区御蔵地区の住民と、99年に台湾中部大地震を経験した住民の交流を通じて発案されたもの。

 その後、淡水に解体後の家屋が搬入され、建設用地提供者は何人か現れたものの、土地価格が高過ぎたり、場所が遠隔地にあったりしたことから、結局保管場所だった淡水のゴルフ場の一部に再建されることが決まった。

 移築には約5年を要したが、日台5,000人のボランティアが協力し、昨年末に完成を迎えた。記念館内部には水上勉文庫、陳舜臣文庫、伝統的日本木造建築の説明などが展示され、一般市民にも開放される予定だ。