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上半期の対中投資金額、昨年比3倍近くに【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024154

上半期の対中投資金額、昨年比3倍近くに【図】

 
 経済部投資審議委員会(投審会)の統計によると、今年1~6月に政府が認可した対中投資件数は前年同期比174.7%増の217件、金額ベースでは同195.9%増の57億4,000万米ドルと、3倍近くに増加したことが明らかになった。22日付自由時報が伝えた。
 
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 これについて潘孟安立法委員は(民進党)は、「政府は海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が台湾企業をより台湾に根付かせると宣伝していたが、これに反して産業流出が加速している」と指摘した。

 経済部はこれに対し、今年上半期の数値が前年比で急増しているのは、基準となる昨年が不景気で数値が低かったためとし、ECFAとは無関係だと説明した。また、対中投資の6割は追加投資で、新規ではないと指摘した。さらに、政府が対中投資の条件を緩和してから透明化が進み、これまで表に出なかった投資も計上されるようになったと分析している。

 なお、業種別でみると成長率が高い順に▽不動産業、前年比8,006.8%増(8億2,000万米ドル)▽金属鉱物製品製造業、同1,349.5%増(5億5,000万米ドル)▽電子部品製造業、同296.5%増(15億米ドル)――となっている。