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小麦粉価格、営業税復活で先高感


ニュース 食品 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024156

小麦粉価格、営業税復活で先高感

 
 輸入小麦に対する営業税(5%)の免除措置と関税の半額減免措置が6月末で期限切れを迎え、7月末に陸揚げされる小麦から輸入コストが少なくとも8.25%上昇するため、小麦粉価格の上昇が予想されている。22日付工商時報が伝えた。

 これに加え、ロシアや黒海沿岸などでの降雨不足により作況に影響が出る可能性があり、小麦の国際価格が急騰していることも懸念材料だ。シカゴ小麦相場は6月9日以降36%上昇し、19日時点で1ブッシェル当たり5.8225ドルを付けた。

 台湾では、統一企業(ユニプレジデント)、聯華実業、台湾大麺粉廠などが小麦を年間110万トン、小麦粉を同2万トン輸入している。業界関係者は、小麦粉の販売契約は半年か1年の単位となっており、短期的に小麦粉価格への転嫁は困難だが、来年以降は大幅な値上がりが見込まれると指摘した。