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台プラ、BPのアジア資産買収に意欲


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024159

台プラ、BPのアジア資産買収に意欲

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、李志村董事長はこのほど、メキシコ湾の原油流出事故で経営危機に陥っている英石油大手BPが売却を計画しているベトナムとパキスタンの資産17億米ドル分について、「BP側からの接触があれば、買収に興味はある」と表明した。22日付蘋果日報が、李董事長に電話インタビューを行ったブルームバーグの報道を基に伝えた。

 李董事長はまた、「(資産買収に)興味はあるが価格が問題となる」と述べた。なお、台塑の広報担当は「現時点でBPから資産売却についての打診はない」と強調。さらに、台プラグループ主管は、「買収合併はグループ発展の手段ではなく、もし買収するとしても絶対的な経営権が確実に入手できる場合に限る」と説明した。

 またこの主管は、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)とBPが合弁で設立した台湾醋酸化学について、BPが保有する5割の株式を処分するならば、台化も興味を示すとの見方を示した。ただ台化は「BPから特に売却処分の連絡は受けていない」とコメントしている。