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国光石化プラントの環境影響評価、「通過リミットは11月」


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024160

国光石化プラントの環境影響評価、「通過リミットは11月」

 
 環境影響評価手続きが難航している国光石化科技(KPTC)の大型石油化学プラント(彰化県大城郷)について、同社の陳宝郎董事長は21日記者会見を開き、「民間株主との合弁合意は11月17日が期限となっており、それまでに環境影響評価が審査を通過できない場合には、民間株主は全面的に出資を引き揚げることになる」と述べた。22日聯合報が伝えた。
 
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記者会見で説明を行う陳宝郎・国光石化董事長(左)(21日=中央社)
 
 記者会見は、施顔祥経済部長、杜紫軍・経済部工業局長らと共同で開いたもので、経済部は改めて国光石化による事業推進を支持する姿勢を強調した。

 同プラントをめぐっては、シナウスイロイルカの保護問題が浮上し、環境影響評価の通過がさらに遅れる見通しとなっている。陳董事長は、審査を通過すれば、イルカ保護に1億台湾元(約2億7,000万円)を拠出する方針を示している。ただ、環境保護署が提案している、イルカ回遊ルートを確保する開発方法については、「コストがかさみすぎる上、イルカはこのルートを通らない」と反対を表明した。