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デジカメのQ3ハイシーズン健在、受託の佳能20%出荷成長へ


ニュース 家電 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024163

デジカメのQ3ハイシーズン健在、受託の佳能20%出荷成長へ

 
 デジタルカメラ受託製造大手、佳能企業(アビリティ・エンタープライズ)は第3四半期、例年どおり20%の出荷成長が見込め、出荷台数が過去最高の700万台に達する見通しだ。北米の感謝祭やクリスマスシーズンに向けたハイシーズンが到来し、9~11月が出荷のピークと期待できるためで、欧州の信用不安を受け慎重視に転じたパソコン業界とは対照的だ。22日付電子時報が報じた。
 
 佳能は、日本デジカメブランドメーカーが見通しを楽観する中、多機種の受注を獲得し、上半期出荷台数が1,000万台に上った。通年では2,300万台の出荷目標達成と同時に、デジカメ受託生産で世界最大手の座を狙う。

 今年、日本のデジカメブランドは生産の外部委託を拡大しており、ソニー、ニコン、富士フィルム、カシオ、ペンタックスはいずれも組み立ての50%以上を台湾メーカーに発注している。さらに、日本のカメラ映像機器工業会(CIPA)の統計によると、日本ブランドの1~5月デジカメ出荷台数は、世界で4,551万台と、前年同期比34.20%、2008年比7.56%の成長を見せ、既に金融危機発生前の水準まで回復している。