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作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024166
日台間のデータローミング、通信大手3社が同時値下げ
中華電信、台湾大哥大(タイワン・モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)の通信大手3社は21日、日台間のデータローミングサービス料金を引き下げた。夏休みシーズンに入ったことや、台湾を足掛かりに中国進出を狙う日本企業ビジネスマンの往来が増えるとみての動きで、日台間のモバイルインターネット接続をめぐる競争の火ぶたが切って落とされたとといえる。22日付工商時報などが報じた。
中華電信は同日、同社が主導するアジアのボーダフォン系キャリア連合にソフトバンクが加盟し、日台間のデータローミングサービスで即日から40メガバイト(MB)以内の利用で1日199台湾元(約540円)の定額制を採用することを発表した。40MB以上利用した分は0.01元/1キロバイト(kB)で計算する。
台湾大哥大も、ソフトバンクと提携。同社ユーザーが日本で携帯電話を通じてネット接続した場合、62%の値下げとなる0.0462元/kBに設定した。ソフトバンク以外のキャリアを利用した場合の10分の1以下の料金だ。
一方、遠伝は、日本、香港、タイなど9カ国・地域を対象に、利用データ量が1日2MBを超えない場合は0.0488元/kBとし、5MB以内の場合は100元/日、50MB以内の場合は300元/日とする料金設定を打ち出した。
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