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奇美電の上半期液晶モニター受託、TPVに追い付かず


ニュース 家電 作成日:2010年7月22日_記事番号:T00024170

奇美電の上半期液晶モニター受託、TPVに追い付かず

 
 奇美電子(チーメイ・イノルックス)の液晶モニター受託生産事業における上半期出荷台数は1,500万~1,600万台にとどまり、同業世界最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)に1,000万台以上の差をつけられた。通年でも多くて前年同水準と予測され、目標の前年比20~30%成長(4,300万~4,700万台)の達成は難しそうだ。22日付電子時報が報じた。

 奇美電の前身、旧・群創光電(イノルックス・ディスプレイ)の段行建董事長は今年年初、同社の2009年出荷が3,600万台で、受託生産の世界市場シェア28%を占めたと強調し、今年の成長にも自信を見せていたが、今年3月の3社合併時の混乱などで上半期は出荷が伸び悩んだようだ。

 一方、TPVテクノロジーの上半期出荷台数は2,700万台だった。サムスン電子、LGエレクトロニクス、友達光電(AUO)などと合弁で液晶パネルモジュール工場を設立し、上半期に不足傾向だったパネルを確保できたことが奏功したようだ。通年の出荷台数は5,000万台突破も見込まれ、世界最大手の座を維持できる見通しだ。