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作成日：2010年7月23日_記事番号：T00024186
中信金、南山人寿株の直接取得も示唆
中国信託金融控股（中信金）の呉一揆総経理は22日、生命保険大手、南山人寿保険の株式を米ＡＩＧから直接取得することも視野に入れていることを示唆した。23日付工商時報が伝えた。
南山人寿をめぐっては、事業譲渡先に決まっている香港資本の中策集団（チャイナ・ストラテジック）の一部株主が、南山人寿買収に否定的とされる。これを受け、呉総経理は「ＡＩＧが中信金と直接接触することを歓迎する。中信金は南山人寿を最初の提示価格で買収したい」と述べた。
中策とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスは昨年10月、南山人寿株97.57％をＡＩＧから21億5,000万米ドルで取得することに合意した。これに対し、中策・プリマス陣営と競合した中信金は当時、23億5,000万米ドルをＡＩＧ側に提示していたとされる。
中信金はその後、中策から南山人寿株30％の転売を受けることで合意していたが、覚書の有効期限は先月25日で切れている。
