ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

HSBC、外貨現金取り次ぎを10月に中止


ニュース 金融 作成日:2010年7月23日_記事番号:T00024187

HSBC、外貨現金取り次ぎを10月に中止

 
 香港系のHSBC(匯豊商業銀行)は、他の金融機関を対象とした外貨現金の取り次ぎ業務を10月19日に中止する。これに伴い、台湾で外貨現金の取り次ぎ業務を行う外資系銀行はバンク・オブ・アメリカ(BOA)のみとなる。23日付経済日報が伝えた。

 HSBCはこれまで、米ドル、日本円、ユーロをはじめ、主要19通貨の現金取り次ぎ業務を行ってきた。同行は「グループとしての決定であり、台湾だけを対象にした措置ではない」と強調した。

 中央銀行によると、HSBCはマネーロンダリング(資金洗浄)防止策の強化に伴い、外貨現金の取り扱いフローが複雑となり、コストが上昇したため、同業務の取りやめを決定したという。

 台湾では需要が多い外貨現金は米ドルと人民元で、米ドルは各金融機関が米国支店を通じ調達しており、人民元については、台湾銀行と兆豊国際商業銀行が中国銀行香港から調達している。このため、市民の実需に大きな影響はない見通しだ。