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台塑石化のエチレンプラント、2基同時に停止か


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月23日_記事番号:T00024192

台塑石化のエチレンプラント、2基同時に停止か

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)第1工場(OL1)が7日発生の火災により操業停止となり、しかも対応策として検討していた当初8月予定の第2工場の点検・修理の延期が、労働検査処に却下されたとの観測が出ており、第1・第2工場が同時に操業停止となる可能性が浮上している。事実であれば、2基合わせて台湾全体の年産能力の5分の3を占める170.35万トンのエチレン、およびプロピレン、ブタジエンの供給が断たれることになり、アジアでのエチレン価格が大幅に反発することが予想される。23日付経済日報が伝えた。
  
 証券会社は、2基が操業停止となった場合、原料供給を受ける台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)や南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、奇美実業(チーメイ)、台橡(TSRC)などが減産に追い込まれる可能性が高まるため、これらメーカーは原料確保に動くことになると指摘した。