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台プラ第6ナフサ5期、計画を小幅縮小【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月23日_記事番号:T00024193

台プラ第6ナフサ5期、計画を小幅縮小【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は22日、第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)第5期事業への投資額を2,841億台湾元から2,795億元(約7,560億円)に縮小する方針を明らかにした。23日付工商時報が伝えた。
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 台プラは当初計画していたイソプレンモノマー(IPM)プラントの新設を取りやめ、アクリロニトリル(AN)プラントの拡張を進めることにした。この結果、投資額が当初見通しを46億元下回る見通しとなった。

 また、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、カプロラクタム(CPL)、直鎖アルキルベンゼン(LAB)のプラント拡張を取りやめた。同社は市場の需給を考慮し、計画を修正したと説明しているが、実際には環境影響評価の速やかな通過を図る狙いがあるとみられる。

 一方、地元雲林県政府は22日、環境汚染問題などで十分な改善策が示されていないとして、第6ナフサ5期事業の推進に改めて反対意向を示した。