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作成日：2010年7月23日_記事番号：T00024197
インベンテック、エイサーの11年ノート受注失う？
23日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）は、宏碁（エイサー）の2011年生産委託先から漏れたようだ。07～08年から続いてきた両社の提携関係が終わりを告げることになる。これについてインベンテックは、来年についてはまだ明らかでないため、コメントできないとしている。
エイサーはこれまで長らく、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）、緯創資通（ウィストロン）との関係が深かったが、09～10年にはインベンテックに生産委託分の５～10％を発注していた。しかし観測によると両社の関係には一貫して問題が存在し、これについて調整がつかなかったためエイサーは来年度の発注を見合わせたようだ。
ヒューレット・パッカード（ＨＰ）、東芝を主要顧客とするインベンテックは、近年、新たな顧客として、エイサーのほか富士通、デルを獲得していた。来年はエイサーの受注を失うが、富士通との関係は小規模受注ながら維持できるもようだ。
