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クアンタの11年HPノート受注、400万台減へ【図】


ニュース 電子 作成日:2010年7月23日_記事番号:T00024199

クアンタの11年HPノート受注、400万台減へ【図】

 
 23日付蘋果日報によると、ノートパソコン受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、同社受注の約4割を占める最大顧客、PC世界最大手の米ヒューレット・パッカード(HP)からのノートPC受託台数が、2011年は1,600万~1,700万台と、今年の2,000万~2,100万台から400万台程度減少する見通しだ。
 

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 業界観測によると、HPは今年、ノートPC生産委託の約5割をクアンタへ発注していたが、来年は一転、EMS(電子機器受託生産サービス)世界2位、シンガポールのフレクストロニクス・インターナショナルへ500万~600万台の追加発注を決めるなど、生産委託先を分散させる方針のようだ。鴻海精密工業、フレクストロニクスなどEMSへの生産委託を今年の1割から来年は3割まで高めて生産コストを抑え、首位を目指して追い上げる宏碁(エイサー)に対抗する構えとみられる。

 業界関係者によると、EMSの利益はノートPC1台当たり10米ドルとも言われ、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーは受注を奪う意欲が起こらないようだ。