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中台バイテク産業連携、3分野で先行


ニュース 医薬 作成日:2010年7月26日_記事番号:T00024217

中台バイテク産業連携、3分野で先行


 バイオテクノロジー医療の業界団体、国家生技医療産業策進会(生策会)の呉明発執行長はこのほど、中国、台湾、香港、マカオによる健康論壇(フォーラム)が8月17日に中国吉林省長春市で開かれ、中台間のバイテク協力に関する詳細が話し合われるとの見通しを明らかにした。26日付工商時報が伝えた。

 生策会は昨年末、中国衛生部との間でバイテク協力に関する6項目の基本合意に至っている。このうち、今回のフォーラムでは、▽新薬の研究開発(R&D)、臨床認証、医薬品審査の共同認証▽華人特有の疾病に関する共同研究▽「中華薬典」の編さん──の3項目で協定が成立する見通しだ。同フォーラムには、台湾側から陳維昭・生策会会長らが出席する。

 呉執行長は「バイテク医薬業界の産業連携で最も重要なのは、臨床試験と新薬開発の認証だ。新薬の発売時期を早めるため、中台は国際基準による臨床試験計画書に基づき、試験をスピードアップしていく」と指摘した。