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スプリームなど、江蘇で電気自動車バッテリー生産


ニュース その他製造 作成日:2010年7月26日_記事番号:T00024221

スプリームなど、江蘇で電気自動車バッテリー生産


 メモリー半導体販売の至上電子(スプリーム・エレクトロニクス)が家電メーカーの中国電器(チャイナ・エレクトリック)、メモリモジュール大手の威剛科技(Aデータ・テクノロジー)と合弁で中国江蘇省に設立した蘇州冠碩新能源は24日、同省の常熟高新技術産業園に電気自動車向けのバッテリー工場を建設する契約を同産業園と結んだ。投資額は9,000万米ドル。26日付電子時報などが伝えた。

 蘇州冠碩新能源は、3本の臨時生産ラインを設置し、うち1本は年内にも稼動する。3本の生産ラインによる生産は2011年第2四半期を予定している。11年末には工場第1期が完成し、生産ライン20本による生産が開始される予定だ。

 スプリームの葛均董事長は「中国電器と分業体制を取り、スプリームは海外での販路拡大を担当する。当初は中国の5大自動車メーカーとの提携を目指し、欧州へは完成車を輸出したい」と述べた。

 蘇州冠碩新能源への出資比率は、中国電器が30%、スプリーム(董事長出資分を含む)が20%、Aデータ系株主が10%、ベンチャー投資会社などその他株主が40%となっている。このうち、Aデータは最近、株主として加わった。

 台湾のメモリー半導体関連会社が、クリーンエネルギー分野に進出するのは、DRAM大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)が江蘇省徐州市に発光ダイオード(LED)メーカーの晶旺光電を設立したのに続く動きだ。