ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

AUOの太陽エネ事業、3年以内に台湾最大手へ


ニュース その他製造 作成日:2010年7月26日_記事番号:T00024223

AUOの太陽エネ事業、3年以内に台湾最大手へ

 
 液晶パネル大手、友達光電(AUO)の李焜耀董事長は24日、太陽エネルギー事業が計画どおりに進めば、3年以内に台湾最大手になるとの見通しを語った。25日付経済日報が報じた。
 
T000242231

視察に訪れた呉敦義行政院長(中)。AUOは下半期に募集する1800人のうち、400人を太陽エネルギー事業に充てる予定だ(24日=中央社)
 
 AUOは、台中の太陽電池モジュール工場が既に量産に入ったほか、工場棟の屋根に10メガワット(MW)の太陽光発電システム搭載も計画している。また、中部科学工業園区(中科)二林園区の用地200ヘクタールの半分に、730億台湾元(約2,000億円)を投じて単結晶・多結晶シリコン太陽電池、モジュール、太陽光発電システムの工場を設置することを計画している。楊文科・中科管理局長によると、AUOは年内に50ヘクタールの用地提供を希望、来年末の着工を予定しており、将来的には年産能力2ギガワット(GW)が見込まれる。

 AUOの太陽電池事業の展開戦略は、▽業界で唯一、総合ソリューションを提供▽CIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)とアモルファスシリコン(a-Si)など薄膜、結晶シリコン太陽電池モジュール技術を研究開発(R&D)▽多結晶シリコン(ポリシリコン)とウエハー、太陽光発電システムに投資▽太陽電池メーカーと戦略提携──となっている。