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中鴻鋼鉄の8月価格、台湾・輸出向けとも引き下げ【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年7月26日_記事番号:T00024224

中鴻鋼鉄の8月価格、台湾・輸出向けとも引き下げ【図】

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は23日、熱延・冷延製品の台湾市場向け8月価格を1トン当たり1,000~1,600台湾元(約2,700~4,400円、4.6~4.7%)、輸出向けを10~20米ドル引き下げると発表した。24日付工商時報が伝えた。
 
T000242241

 
 8月価格は、台湾市場向けの熱延製品が2万400元(1,600元引き下げ)で中鋼より30米ドル安くなる。中鴻は、既に底値に近いため、今後は回復に向かうとの予測を示した。冷延は2万6,000元(1,500元引き下げ)となる。

 価格引き下げは、国際相場の低迷を受けたもので、低価格の中国メーカーにめっきコイルなどで受注を奪われている川下メーカーにとっては恩恵となる。盛餘(SYSCO)や燁輝企業は、中鴻の8月価格は期待に沿うものだと評価しており、第3四半期の損失が縮小し、第4四半期には利益が出る可能性もあると好感している。